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2015年9月8日

メークミラクル嬬恋っ!

皆さま、お久しぶりです。

CJRT松井です。

 

全日本ラリー選手権第6戦「モントレー2015 in 嬬恋」(群馬)が終了しました……2週間ほど前に←。

 

我らCJRTも予定どおり参戦。

 

 

前回参戦した第3戦「若狭ラリー2015」(福井)では、

今シーズン用に製作したマシンのデビューウィンながら、

直後の入院を言い訳にブログも書かずにいたのですが(ホントすいません!)、さすがに今回は更新します。

 

これまでシリーズ2位の番場選手は、この嬬恋の結果次第では、

JN-4クラスのシリーズチャンピオンをまだまだ「自力で」狙えるとゆー大事なラリーでした。

 

嬬恋での命題は「シリーズ1位のARTA石川選手よりも上位でフィニッシュする」こと。

でも、石川選手の履くDUNLOPはニュータイヤだし、天候はどーせ荒れ荒れだし、全然展開は読めません。

 

そんな中、番場選手は金曜のシェイクダウンでクラッシュ。

……おいおい。

 

見た感じフロントバンパーにキズが付いた程度ですが、左フロント足回りに結構なダメージがあって、

ラリースタート前からメカニックさんたちにはかなり奮闘していただきました。あざっす!

 

 

DAY1は例年通りの荒れた天気の中、PULM横尾選手がトップを独走。

全日本ラリーで幾度もシリーズチャンピオンを獲得している横尾選手ですから、まぁ速いのは当たり前。

今回だけのスポット参戦とのことなので、無理して追う必要はありません。

 

でも、FACECRAFT小濱選手とARTA石川選手にも遅れての4番手はかなりマズい展開。

同じYOKOHAMAタイヤを履く小濱選手も僅差のシリーズ3位につけていて、負けられない一台なのです。

 

SSを終えるごとに上位陣に数秒ずつ離されていきます。

明らかにタイムが出てないよ……。

番場選手はクルマに乗れていない様子でした。

 

その後、2位につけていた小濱選手が転倒し脱落。

結局DAY1は1位横尾選手、2位石川選手、3位番場選手というオーダーで終了しました。

 

今回の嬬恋はターマックラリーですが、一部コースにはグラベルがあり、

前回優勝した若狭ラリーとは異なるマシンセッティングで臨む必要がありました。

その新しいセッティングに番場選手は苦戦。

 

 

それはDAY2に入っても変わらずで、2位石川選手との差はさらに開きます。

前半のセクション3終了時点で12.4秒差。

さらに、気づけば4位の香川選手が8.2秒差まで追い上げてきてます。

 

残りはSS15(0.491km)、SS14(5.096km)、SS15(5.931)の合計役11km。

2位に逆転するには、キロあたり1.2秒以上、石川選手より速く走らねばなりません。

 

 

そこで急遽、今回不在だったチームエンジニアさんに泣きの電話相談。

タイヤの写真と、現状のセッティングを伝えました。

すると、タイヤ空気圧変更と、番場選手のドライビング矯正の指示が。

 

その指示どおり走ると、

石川選手にSS16で6.7秒差まで追い上げ、最終SS17で追い抜き7.7秒差をつけて大逆転の2位!

 

サービスパークのCJRTテントに第一報が入ったときは、

「よくある計時ミスじゃないの?」とかなり疑いましたよー。

どー考えても、最終SSだけで、石川選手より14.4秒も速く走るとは想像してませんもの。

でも、ドライバー本人からの報告で間違いでないことがわかりました。

 

 

あー、クビの皮一枚でつながった……。

かなり嬉しい、とゆーよりホッとしました。

 

つーか、エンジニアさんホントにスゲェっす!

 

これで、番場選手は8pt(クラス2位)+1pt(DAY1、3位)+1pt(DAY2、3位)で計10ptを獲得。

 

正式結果はコチラから。

 

今シーズンの最新ドライバーズポイントスタンディングは下記へ(非公式)。

 

JN-4クラス

ドライバー  合計(有効)

1 石川 昌平  43.6pt

2 番場 彬   40.2pt

3 香川 秀樹  36.0pt

4 小濱 勇希  29.0pt

5 横尾 芳則  16.0pt

6 佐藤 隆行  14.6pt

(以下および敬称略)

 

石川選手との差は3.4ポイントに縮まりました。

が、全日本ラリーでは順位による獲得ポイント差があまりないので、

チャンピオンの可能性はあるものの、まだまだ厳しい状況には変わりません。

 

全日本ラリーのポイントシステムはコチラから。

 

話がちょっとそれますが、

DAY1で4位、DAY2で1位、でクラス優勝した場合(10+0+3=13)と

DAY1で1位、DAY2で2位、でクラス2位なった場合(8+3+2=13)との獲得ポイントがなんと同じ!

 

だから、クラス順位だけでなくDAYポイントがかなり重要になってくるのです。

高山や新城ではDAYレベルで石川選手の上位に居ないとマズいのです。

 

そんなワケで……

年初の「今年はテストとして3戦しかやらなーい」とゆー参戦計画は撤回。

 

さっきからシレっと書いてるように、

全日本ラリー選手権第8戦「第43回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2015」(岐阜)にも参戦します。

 

あと2戦メークドラマで、チャンピオン目指しちゃいますよっ!

 

皆さん、応援よろしくお願いします!

 

氏子さんになってもいいかな、って方はコチラからお申し込みお願いね!

 

 

<まちゅい>